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門司港の複合施設について思うこと 1


2024年 7月15日です。先週、初対面の方々から

合うや否や本題に入る前に

「吉田さんは門司港について詳しいのでしょう?

門司港の遺構保存はどうなってますか?」と質問されて

驚きました。

 

私が知っていることや思うことを書きたいと思います。

とても長くなりますので数回に渡り書きますね。

先ず、このままいくと下記の様な複合施設が建設されます。

門司港駅と鉄道記念館の間の土地にです。

5階建、一部6階部分もあります。

建設費用は122億円、しかも市債だそうです。

この借金は次世代の方々が担うのですね。

様々な問題点がある図面で、そのために発掘されて初代門司駅遺構も

壊されます。

 

壊されて建てられるこの複合施設について

いったん立ち止まって考え直して欲しいと9つの市民団体が

署名活動を開始しました。

上記の複合施設について疑問を感じられる方は

下記をご覧下さい。

https://chng.it/5KtyfCkyN6

 

 

明日からは今までの経過などを徐々に書いて参ります。

門司で139年に渡り商いをさせて頂いた商人として、

建設計画の仔細や、遺構の事など私が現在知っている

情報発信をさせて頂き、区民や市民の方に

知っていただきたいと思い書いて参ります。

林芙美子忌の会


2024年 7月2日です。先日の日曜日、林芙美子忌の会が

小森江西文化センターで開催されました。

私が会長を務める林芙美子資料保存会も30年前から協力させて

頂いております。主に企画部門ですが、今年はシンガーソングライターの

ちひろさんに数曲、満席の会場で歌って頂きました。

中でも林芙美子さんの有名な詩、

「花の命は短くて」をちひろさんが作曲して歌って下さったのは

嬉しく、また好評でした。

北九州市の市民憲章の最後は

「文化のかおるまちにします」と、結ばれておりますが、その市民憲章が

制定された1981年の3年も前からこの小森江地区の住民により

林芙美子忌の会は毎年、開催されています。

正に市民憲章のお手本となる活動ですね。

林芙美子資料保存会としても出来得る限りこれからも協力していこうと

考えています。

本当に「文化のかおるまち」の一助を担える事に感謝です。

小森江地区の住民の皆さま、ありがとうございます。

全員一致で見直し論。


2024年 6月28日です。昨夜は仕事を早めに切り上げて

門司の生涯学習センターに参りました。

門司港まちなみづくり協議会の総会と門司港複合公共施設整備事業の

今後の進め方についての説明会を聞くためです。

どんな施設が建つにせよ、それは市債であり、言うなれば借金です。

その借金を払っていくのは私たち世代だけでなく、次世代の人たちです。

私を例えると私の子供たちとなります。

だから「どうせ行政が建てるのだから、、」と見過ごす訳には参りません。

無意味に豪華である必要もありません。

人口に似合ったコンパクトで便利なモノで良いと思います。

専門家が認めている門司駅遺構を壊してまで建てなくても良いと

思います。

2時間に渡り20:00まで続いた質疑応答は圧倒的に見直し論に終始

しました。計画通りに進めようという意見は一つもありませんでした。

全てが一旦立ち止まって考え直そうという意見でした。

「賛否両論」という言葉は皆無の会でした。

 

この門司港を愛する地域住民の声が市の幹部や市議会に届くことを

祈ります。

嬉しかったのは 「ただ単に反対」ではなく

ほとんどの方が「代案」を持たれて話されたことです。

それの代案を「聴く耳」を市の幹部や、市議会は持って欲しいと

思います。そうでなければ担当なさって説明される市の職員さんが

かわいそうにも思えます。

私の思いは間違っているでしょうか?

門司駅遺構の地で、、


2024年 6月22日です。夕刻から門司港に参りました。

旧門司駅の遺構見学会が開催されたからです。

市民参加の見学会が初めてというのにも驚きましたが、たくさんの

方々が集まっておられました。

朝の豪雨が止んで天も味方しているのかなあ、、と感じた

見学会でした。

明治時代の門司駅遺構跡の石垣に触れると、明治18年に創業した

ヨシダが門司に移転した折に、創業者の曽祖父はきっとこの駅に

降り立ったんだろうと感慨深いものがあります。

そして、なぜ市はこの文化的遺構を早急に取り壊そうと急ぐのか、

大いに疑問だらけです。

歴史を紐解けば「文明(開発)」を優先し「文化(歴史)」を蔑ろにした国は

ほぼ100%近く滅ぶようです。

門司が、北九州市がそうならない様に祈るばかりです。

旧門司駅遺構への若者の発想に感心しました。


2024年 6月5日です。昨日の定休日、福岡の九州大学大橋キャンパス

に参りました。九大の芸術工学部の学生さん達が、旧門司駅遺構の

複合施設と遺構保存の共立案を2案、発表なさると聞いて興味が

湧いたからです。

大学からの強制授業ではなく自主的な発表会というのも興味を

そそられました。

一案は遺構の公園化案であり、もう一案は濃縮都市案でした。

どちらも若い方ならではの柔軟な発想で、聴いている私も感心致しました。

中でも2案共に、人口減少を見据えて、大きな複合施設は考え直すべき

との意見には大変共感致しました。

この様な若者達が次世代を担っていくのだろうなあ、、と嬉しく

感じました。

複合施設を早く望んでおられる方、遺構を全面保存の意見の方、

共立案の方と様々な意見の方々がおられるでしょうが、若い人の

柔らかい発想はどの意見の方々も一度聞いてみる価値がある様に

思いました。

若い人の考え方にふれて嬉しい休日となりました。