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闘創記 33 音楽


2018年 1月10日です。ケガをして丸ひと月経ちました。

「 これを機会にゆっくり休養をしたらいいですよ」と、皆さんは

言って下さいますが、あまりゆっくり寝ている時間は少ないです。

かといって、テレビやDVDを見る訳でもなく、転院してきてからは

音楽番組が楽しみの一つではあります。

 

音楽といえば、東日本大震災があった2011年の12月から

クロスFMの北九魂という番組の

「 昭和歌謡ヒットパレード」のコーナーでDJをさせて頂きました。

プロデューサーのN氏に誘われて出演させて頂いた訳ですが、

ナビゲーターの鶴田弥生さんのリードが素晴らしくて 半年の予定が

3年半もさせて頂きました。

全て生放送で一回も欠かす事なく全160回をさせて頂いたのですが

その音源は全て私のアイパッドの中に入っています。

「 いつか時間が出来た時にでも聴き直してみよう」と、そのままに

していたのですが、どうやらその時期がきたようです。

病室で電気治療などを一人でする時間があります。

約小一時間かかりますので、そこで聴くようにしました。

最初の第一回から聴き始めて 今日で22回まで聴いています。

1日に2〜3話を聴いていますが、自分が選択した曲ですから

当然、自分の好きな曲ばかりですよね。

数年前の自分のお喋りと音楽で癒されるという不思議な空間で

治療をしている自分です。

闘創記 32。 家が見える。


2018年 1月9日です。ケガをして今日でひと月経ちました。

新しいJ病院に転院して4日目です。

個室に入っていますが、廊下など車椅子で自由に動けます。

その廊下の窓からは前のS病院と同様に関門海峡が見えます。

そしてよく見ると我が家も(我が店も) 見えるのです。

真ん中の緑と茶色の建物が我が家(我が店)です。

しかも自分が寝る部屋や仏間の窓まで望めます。

 

私は店の3階に住居を構えていますがそれには訳があります。

「職住一体」にすることにより、私は小さい時から淋しい思いを

した事がありません。商売という職業上、父母は忙しかったのですが

店の人達が良く一緒に遊んでくれました。

店の人達を含む大家族の中で育った訳ですからそれが

とても楽しかったのです。

自分の子どもたちにも その経験の方が良いと思い職住一体を

貫いているのですが、その家が見える病院に入院して こうして

眺めていると早く良くなって戻りたいという思いが一層強く

なります。車椅子から松葉杖に移行しての併用のリハビリが続きます

が、2月上旬の退院を目指して頑張ります。

闘創記 31 母の誕生日


2018年 1月8日です。昨日は母の91回目の誕生日でした。

日曜日だったのでリハビリが無いので店に出てみました。

久しぶりの接客はやはり楽しいものです。

久留米から中学時代の友人もお見舞いに来て下さり、車椅子姿とは

いえ、元気な姿にびっくりです。

夕刻から家族と共にレストランで母の誕生日祝いをしました。

もんじゃ焼ですが久々です。

満で91歳になる母も80代の頃、3度も脚を痛めて入院しました。

その同じ病院に自分が同じ骨折で入院しているわけですね。

母の凄さは退院した88歳から(初めて)ピアノに挑戦して、

現在もヤマハに通っている事です。

そして、毎朝、朝礼にも参加しているのです。

私も泣き言を言っている暇はありませんよね。

こんな凄い母親に育てられて幸せです。

闘創記 30 車椅子が可能な店


2018年 1月7日です。 車椅子に乗っていると視線が低くなって

今まで見えてこなかったものが見えてきます。

1/2〜4日まで店に出ていて特に感じました。

平成10年にヨシダビルを建てた時にバリアフリーを目指しました。

一階めがねフロアはこうして楽に車椅子でも通れます。

2階へは 奥のエレベーターで車椅子が可能です。

2階フロア(宝石、時計部)も車椅子が楽に通れます。

車椅子も準備しておりますが、自分がこうして車椅子で

通る様になってからさらに小さな点に気が付き始めました。

トイレにも行けるのか 、、(可能です。)

テーブルは丁度良い高さなのか、、

付添いの人に対する配慮がなされているのか、、

タクシーで来られて車椅子に乗り換えるスペースは充分なのか、、

等々です。

一つづつさらに改善して車椅子の方々がご来店しやすい様にして

いこうと思っています。

今日は日曜日で 新しく転院して病院はリハビリが無いそうなので

車椅子で、店に戻って見ようと考えています。

闘創記 29。 お風呂。


2018年 1月6日です。転院早々にとても嬉しい事がありました。

それは、、お風呂に入れたのです。しかもシャワーではなくて

湯船に全身で。

ケガをしてからのお風呂の記録と記憶です。

1: 手術後2週間後   ギブスを外して初入浴。

ストレッチャーに乗せられたまま看護師さん達に全身を

洗って貰う。

(まるで韓国のアカすり体験に似ている。)

2: それから1週間後、今度はシャワー椅子に腰かけて

ケガした脚は別の台に乗せて洗って貰う。

( 脚を床に付けて洗える日が来ないかなあ)

3:  それから5日後、今度は両足を床に付けてシャワー椅子。

( シャワーならOKになった。でも湯船にはいりたいなあ、

脚の膝が曲げられないから、2月までは無理かなあ)

、、、、、それが、それがですよ。転院して5時間後、

この病院のお風呂は 湯船が我が家のお風呂よりも小さいけれど

良く設計されていてお尻を乗せて足浴出来る様になっているのです。

このまま湯船に体を沈める事も出来るなあ、、と全身沈めてみたら

バッチリです。あと半月以上は無理かなあ、、と思っていたお風呂

に全身を委ねながら本当に幸せなバスタイムを過ごす事が出来ました

。ケガの前は毎朝、気にもせずに入っていたお風呂に、今は浸かれる

だけで幸せを感じられる自分がいます。