通夜での教え
- 2024年12月27日
- テーマ: 今日のブログ
2024年 12月27日です。昨夜、平出隆先生の御母堂様のお通夜に
参列させて頂きました。
100歳だったそうです。10年前から介護施設におられたそうですが、
お亡くなりになられる6日前に、看護師さん達のご厚意でお車で
思い出の門司の街をドライブなされたそうです。
その時にご主人様と出逢えた門司港駅、住まわれておられた官舎、
戸の上山、ご実家、柳の御所、淡島神社などなど思い出の場所を
たどられたそうです。
通夜のお席でそのことを話される平出先生のお言葉に情景が浮かび、
涙が止まりませんでした。
読経をあげられたお坊様が、一言、、と言われて
「読経をあげながら感じたことを申し上げます。お母様が皆様に
言われておられます。怒りをお捨てなさい。楽に生きていかれなさい。
楽という字に草冠をつけると薬という字になります。
怒りの草を捨てられると楽に生きられますよ、、と、言われて
おられますよ」と、造詣の深いお言葉をおっしゃられました。
亡くなられた平出先生のお母様は
「みんな優しい人に囲まれて、幸せです」というお言葉を
常々、おっしゃられておられたそうです。
「悲しみもありますが、こうして皆様に見送られて母も喜んで
いると思いますし私もその喜びの方が、悲しみより少しだけ
上まわっている様に感じます」
との平出先生のお言葉にも深い感動を覚えました。
身内でもない私たちを控室にて通夜振る舞いの席に迄
お招きいただき皆で楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
このメンバーと知り合ったのはわずか半年前なのに
こんなにも深い関係になるとは誰も思ってもみなかったね、、と
語らいながら不思議な縁を感じたひとときとなりました。
下記の写真はその時の記念写真です。
さまざまな教えをいただいた忘れられない通夜となりました。
このひとときと教えを最後に私たちに与えて下さった平出和子様、
ありがとうございます。
合掌!