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祖父の遺訓


2023年 9月16日です。昨日、アメリカの岸本様から嬉しい

メールを頂きました。その中で、「都会に進出するでもなく、、」の

嬉しい一文がありましたが、なぜそうしているかを書かせていただきます。

吉田家には家訓があります。

初代の清一郎は

「決して保証人にはなるな。

人様の保証が出来るなどと自惚れてはならない」との遺訓を残しました。

二代目の藤吉は

「決して店を大きくするな、

大きくすると内部から崩れる」との遺訓を残しました。

藤吉は戦前、隣で商いをしていた出光佐三翁の影響もあったようで

満州に支店を出した事もあったようです。うまくいかずに、

直ぐに撤退したようですがその時の体験からか、まだ幼かった私に

故郷の佐賀弁で

「店は大きくしごないぞ」と言いながら百円札にアイロンを

かけていた姿を幼心に覚えています。

(ヨシダの新札のお釣りはこの頃からです)

バブルの時代、同業者の出店が華やかなりし頃、門司以外の出店の話は

数多くありました。35年位前の話です。

出店のお話をお断りすると、

「勇気が無いなあ」と言われた事もあります。

でも、今となっては、祖父の遺訓を守って出店しなくて本当に良かった、、

と、心から思います。

その出店の精力を、遠方からのお客様も来られるようにと、

駐車場の確保に費やしました。

今の店舗から駐車場確保までに25年の歳月をかけました。

お客様からのご支援のもとで今は18台の駐車場スペースを

店の両サイドに確保出来ました。

ありがたいですね。

そうして門司はもとより、ご遠方からのお客様も増えて参り

出店費用を駐車場確保に充てて本当に良かったと感じる毎日です。

 

岸本様の文章の続きで「地元愛で、素敵な街で、、」の話は

父の遺訓の影響も多々あります。それはまた明日、書きますね。