祖母の遺言
- 2014年9月14日
- テーマ: ヨシダの歴史
2014年 9月14日です。良い天気ですね。
2日前、父の母である祖母の遺言書の様な随筆が出て参りました。
父の妹、私にとって叔母の家をリフォームする事になり、その片付けをしている
時に祖母の文箱が出てきたそうで、それを従兄弟が持って来てくれたのです。
昭和51年に祖母が80歳の時に、父をはじめとする子供達に向けた文章で、
原稿用紙に 「 吉田家の一端」と記されて有りました。
達筆な字で書かれてあったので二時間かけてワープロにて書き写して見ました。
そこには吉田家9代目の曽祖父が 吉田時計店を創業した時の話から、
子供達に対する思い、孫の私達に対する願い、そして一族に対する感謝の
言葉が綴られておりました。
単に読むだけでなく、書き写している訳ですから、祖母の一字一字に対する
思いが汲み取れて思わず涙が出て参りました。
晩年は病弱で入院や退院を繰り返していた祖母でしたが、祖父との結婚話の
話や子に対する思いなど、元気な頃の幸せ感を感じる事が出来て孫としても
嬉しい文章でした。
中でも曽祖父の初代が、日露戦争の時のロシアの捕虜に沢山の着物を
差入れした話や、当時の門司中学に青年育成金を始めたというエピソードなど
初めて知る事が多く驚きました。
今年は吉田家のルーツである家系図を新しくしたり、その明治以降の
家系図2巻目を姉が作ったりと吉田家のルーツに縁が深い年の様です。