思い出の時計修理
2016年 2月29日です。 良い天気の日曜日ですね。
先日あるお客様から 時計の修理を頼まれました。
それも機械部分では無く 外装部分です。
年代物の時計なので バンドを止める金属の部分が朽ちて割れています。
通常ならば お断りする事例なのですが、記念の時計なので、思い出が詰まって
いるのでどうにかして欲しいとの事でした。
幸いにもヨシダでは メガネ部が穴あけの技術を持っているので相談したら
どうにかなるかも知れないとの事でした。
ただし、年代物なので、新たに別の箇所にバンドを止める穴あけ作業中に
破損する可能性があるので、その場合、ご容赦頂けるのであればチャレンジ
してみようという事になり、お客様にお電話しましたら、
「 どこの時計店でも断られているので、破損しても良いのでして欲しい」
という、ご了承を得て 作業に取り掛かりました。
そして何とか無事に成功、新しい穴にバンド棒を通す事が出来ました。
遠方のお客様なので今から送らせて頂きますが、お喜びのお顔が浮かんできて
幸せな気分になれます。
自分の仕事を通じて お客様のお役に立てた時には本当に嬉しいです。