ボイスレコーダーの思い出
2016年 7月3日です。 熱くなってきましたね。
昨日のブログに書いたように 真珠の高額な品をお嬢様方にプレゼントなされた
お客様に ボイスメッセージカードを初めてお付けしたのですが、これにはある
逸話があるのです。
半月ほど前に 家内が
「メッセージカードにも声が録音出来るのが 出来たんですって!」と、
聞かされたときに 思い出した話が有ります。
もう、10年近く前の事です。ある時計メーカーが声が録音出来る目覚時計を
発売した事が有ります。20秒位、声を録音してその声で目覚めようという商品
でした。
ある時に その修理を依頼されました。
「 この目覚時計には 故人の声が入っているのです。でも壊れてしまって聞こえ
ないのです。どこの時計屋さんに持っていっても 修理は出来ないと、言われて、、
でも、私にとっては大切な主人の声なので、ヨシダさんならどうかしてくれるの
ではないかと 訪ねてきました。」
という お話でした。
確かに古い品で 随分とご使用なされた跡が見受けられました。
普通ならば 多分、修理不能と言われるだろうと予測は出来ましたが、お客様の
お話をお聞きすると どうにかしてあげたいという思いが込み上げました。
一旦、お預かりして、メーカーにお願いしました。
幸いにメーカーの担当者は 私と同じセミナーを受講された方で、積極的に動いて
下さいました。
「 本来なら、お断りする事例ですが なんとかしてみましょう」と、時間は
かかりましたが 何とか復元して頂きました。
その 時計をお渡しした時の お客様の涙を私は忘れる事ができません。
「 ああ、これで亡くなった主人の声を子供達に聞かせる事が出来る」と
涙ぐまれたのです。
ああ、お役に立てて良かった、、と心から思いました。
家内から ボイスメッセージカードの話を聞かされた時に この話を思い出し、
「 とりあえず、見本の品を取ってみよう」と、取り寄せた品が
朝礼で社員に見せる前に 昨日お客様用に 使う事が出来ました。
新しく ボイスメッセージカードを取り寄せて 社員にも使途を指示したいと
思っています。