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眼鏡士のつぶやき24【両眼視】


こんにちは、オプトメトリストの鮎川です。

ところでみなさん、めがね屋にめがねを作りに行かれる
時、ほとんどは 『 視力 』 を上げる 目的で行かれ
ますよね!

でも実はみなさんが考える『視力』の良し悪しは、視覚機能のほんの
一部にすぎません。
二つの目を連動させて目標物をとらえたり、すばやく焦点を合わせたり、
見たものを正確に脳に伝え理解するなど、目は様々な役割を担っています。

その中でも特に大切なのが 「左右二つの眼で1つの物を1つの物
として見る」 ことです。これを「両眼視」といいます。

あたり前の事のようですが、意外にもこれが出来ていない方、苦労されて
いる方が結構多く見受けられます。症状としては

「ものがダブって見える」「とにかく眼が疲れる」「頭痛がする」などが挙げられます。

左右それぞれの眼の視力を上げる事はもちろん大切なことですが、
プラスαのもっと大切なことがあることを是非お伝えしていきたいと
思っております。
そういう意味では、皆様が行かれている眼鏡店がもし、簡単な視力検査
しかしてくれないお店だとしたら ・・・ ちょっと疑問に感じてみてください。
人間の眼 ・・・ そんなに単純なものでは決してありませんよ!

眼鏡士のつぶやき23【暖房器具とめがね】


 

こんにちは、認定眼鏡士の鮎川です。

朝夕とめっきり寒くなり、私もついに暖房器具を押し入れから

引っ張り出しました。

暖房

この季節、暖房の入った暖かい部屋で

ついついうたた寝 ・・・ 

なんて経験のある方も多いんじゃないかと。



この時に気を付けなければいけないのは ・・・

めがねを掛けたままうたた寝 

明くる日、確実に顔で押しつぶされて掛けれなくなった

めがねを持ってめがね屋にご来店されることでしょう



ここでもうひとつ注意して頂きたいのは ・・・

暖房器具から吹き出してくる温風というか熱風のそばに

めがねを置きっぱなし ・・・ 


レンズ(プラスチック)は 「熱に弱い」 性質を持っていますので、

特にこの寒くなる季節、暖房器具やお風呂のお湯などレンズ説明

くれぐれも気を付けていただきたいと思います。

それだけでレンズ寿命は随分と

変わってくるものですよ!

眼鏡士のつぶやき22【既成老眼鏡】


こんにちは、オプトメトリストの鮎川です。

 

今回は 「 既成老眼鏡 」 について書いてみたいと思います。

 

この既製老眼鏡についてですが、これを使うのは大いに問題がある、

と認識したほうが賢明です。 実際、既製老眼鏡に使われているレンズは

粗悪なものが多く、歪みが見られます。

また、人の眼の度数は左右が同じとは限りませんし(左右違うことのほうが

多い)、 バランスの取れた視力が得られず片目に負担がかかったりします。

また、レンズの中心と視線が一致しないため、プリズムの影響を受けてしま

うこともあります。  プリズムの影響を受けると、眼には外や内あるいは上下

に向けようとする力が働き、 眼が本来向くべき方向を見るためには

余計な力を必要とすることになります。

ひどい品物では左右はおろか上下にもズレがあったりしまが、

特に人の眼は上下のプリズムには許容範囲が狭く、眼精疲労の大きな原因

になります。

既製老眼鏡は使用者の眼の状態を考慮して作られていません。

またホームセンターやディスカウントショップなど、

専門の知識の無いところで売られていることが多く、 (既製老眼鏡の中でも)

適切な度数のものを選ぶためのアドバイスも受けられません。 往々にして見られるのは、

必要以上に強い度数を選ぶ傾向がある、ということです。

しかも適切な使い方をしないために(外さずにテレビを見たり掛けたままで歩いたり)、

気が付いた時にはひどい遠視になっている方をよく見かけます。

正しい知識を持たずに既製老眼鏡を使うことは、後で取り返しのつかない事

態にも繋がりかねませんので使うのは避けたほうがよいでしょう。

眼鏡士のつぶやき21【部品の交換】


こんにちは、認定眼鏡士の鮎川です。




めがねにも 『 消耗品 』 があるのを皆さんご存知ですか?

代表的なものを挙げると、 「ネジ」 「先セル」 そして

『 鼻パット 』 があります。1a




特にこの 『 鼻パット 』 は直接 

鼻に触れる部分ですので、汗や鼻の脂で

変色などしやすいですので、定期的な交換をお勧めいたします。



交換時間は5分程度ですし、当店では交換費用もいただいて

おりませんので、どうぞ皆さんご遠慮なくご来店お待ちしております。

眼鏡士のつぶやき20【めがねの度数】


こんにちは、オプトメトリストの鮎川です。

 

昨日ご来店いただいたお客様とお話させていただいて

こんな事がありました。

約3ヶ月前に他店様でめがねを購入されたらしいのですが、どうも調子が

良くないとのこと。年齢は21歳男性で大学生のお客様で、

「近視」で黒板の字や運転の時、ボヤけるからめがねが必要ということ。詳しく話をうかがったところ ・・・


『 よく見えるんだけど、なんか眼が疲れるというか1時間ほど掛けていると

軽く頭痛がする 』 ということでした。

原因を調べるため眼の検査をさせてもらったところ、眼の近視の度数に対して

かなり強めの度数のレンズが入っていました。

こちらのお客様の場合は「近視」ですが、「遠視」の場合でも「乱視」の場合でも

「眼より強い度数のめがねは絶対に眼によくありません。」

眼に負担がかかり、疲れやすくなったり頭痛を引き起こすばかりか、眼が

めがねのレンズの度数に順応しようとして、度がすすんでしまう危険性が

あります。


つまり、めがねは適しためがねを正しく使えばとても眼にもよく、便利なもの

ですが、一歩使い方を間違えると ・・ 眼にとって恐ろしい兵器と化して

しまいます。


聞くと眼の検査時間はわずか5分だったそうです。時間の問題ではありません

が、「人の眼というのはそんなに簡単なものではない」っていつも感じながら

検査させてもらっています。


みなさんもめがねをお作りになられる時はぜひ、信頼できる眼鏡士のいる

めがね屋さんで眼を詳しく検査してもらっって下さいね!寂笑

当店は検査スタッフ全てが認定眼鏡士の資格を持っていますので

安心してご来店くださいね。