- 2017年7月31日
- テーマ: つぶやき, めがね, 認定眼鏡士
こんにちは、オプトメトリストの陣内です。
今日は みなさんからとてもご質問の多い一つである 「乱視」 について書いてみたいと思います。

乱視とは眼のレンズの役割である「角膜・水晶体」のゆがみが原因になっているものを言います。
角膜や水晶体は、光を屈折させる働きをしていますが、それがゆがんでいることで、
ピントが合わなくなってしまうのです。
たてにゆがむ場合もありますし、横にゆがむ場合もあります。どちらにしても、
ゆがんでいるという状態は、眼のスクリーンの役割の「網膜」にしっかりと
焦点を合わせることができないので、遠くも近くもぼやけて見えてしまいます。

正視(近視や乱視がない)の見え方 乱視ある見え方
厳密なことを言えば、正常であると判断された人の目でも、
水晶体が完璧な球体である、という人はいません。
ですから、多少の歪みはあり、上下、または左右にちょっと楕円形になっている場合が多いのです。
ただし、正常の範囲を超えると、眼鏡などによる矯正をしないと、
しっかりとものが見えない、という状態になってしまいます。
こうしたゆがみには個人差がありますし、ゆがみは、先天的に起こっている場合もあれば、
後天的な理由によってゆがんでしまう場合もあるのです。
乱視の人は、「近くも遠くもぼやけて見える」のが特徴です。
ですから、常にピントを合わせようとしながら見ることになるので、
非常に目を酷使することになり、疲れ目を引き起こすことになります。
「乱視の人に眼が疲れる人」が多いのはこういう理由からなのですね。
「違和感がでるから」との理由で乱視を矯正しない眼鏡店も多いようですが、ヨシダではキッチリと乱視も測定した上でめがね度数を決定させていただいています。
- 2017年7月24日
- テーマ: つぶやき, めがね, 認定眼鏡士
(さらに…)
- 2017年7月22日
- テーマ: つぶやき, 認定眼鏡士
こんにちは、SSS認定眼鏡士の鮎川です。

今日は眼病について少し話してみたいと思います。
代表的な眼病に『 白内障 』というものがあります。
みなさんもよく耳にする病名ですよね。
一般的に白内障は50歳を過ぎたあたりから徐々に眼のレンズの役割をする
『 水晶体 』と呼ばれる部分が老化によって白く濁ってくる疾患で、
ほとんど全ての人が遅かれ早かれ必ずなります。

水晶体の濁りの度合いや位置などによって徐々に視力が低下してきます。
痛みなどの自覚症状がほとんどないため、本人が気が付きにくい
ので、めがね屋さんなどで度をしっかり合わせた上で見え方にスッキリ感が
ない時などは一度眼科の受診をお勧めいたします。
私たち認定眼鏡士は医者ではありませんので、眼病の診断はもちろん出来
ませんが、豊富な経験と知識による判断で眼科の受診をお勧めすることが
ありますので、眼の健康チェックの意味で、「いきなり眼科は抵抗があるなぁ~」
という方は、是非一度認定眼鏡士のいる眼鏡店で眼の健康診断を兼ねた
視力検査を受けてみられませんか?
SSS認定眼鏡士 鮎川
- 2017年7月10日
- テーマ: つぶやき, 認定眼鏡士
こんにちは!認定眼鏡士の陣内です。

前回、「眼のこんな事でお困りではありませんか?」の代表的な症状をいくつかご紹介させていただきましたが、
今回は実際にご来店されたお客様の具体的な事例を交えてご紹介させていただきたいと思います。
4年前に遠近両用メガネをお作りいただいたお客様で、
①最近新聞の字が見にくくなった
②遠くを見た時、「ものがダブって見える」ことがある。
との事でご来店されました。
趣味でゴルフによく行かれる方で、「ボールの行方を時々見失ってしまう」こともあるそうです。
ものがダブって見える原因はいくつかありますが、
今回のケースは「斜位(潜在的な斜視)」でした。
「斜位」はめがねの焦点をわざとずらして製作することによってダブりを改善できる場合があり、
「プリズム処方」と呼ばれています。

今回はものが上下にダブって見える症状でしたので右レンズと左レンズの焦点を上下にずらして製作することにしました。
約10日後めがねが出来上がってくるわけですが、結果は次回でお知らせしますね。
- 2017年7月7日
- テーマ: つぶやき, 認定眼鏡士
こんにちは、SSS認定眼鏡士の陣内です。
皆様、めがねを購入されてこんなつらい経験ありませんか?

「なかなか自分の眼に合わない。」
「なんかしっくりこない。」
「最近やたら眼が疲れる。眼がかすむ。」
「頭痛がする。肩や首がやたらこる。」
「モノがダブって見える、二重に見える。」 などなど。
原因はさまざま考えられますが、大きく
①「病的なもの」
②「生活習慣的なもの」 の2つに分けられます。
①の病的な要素は眼科受診の領域ですが、②はメガネで改善できるものがあります。
次回からはこの「メガネで改善できる」上記の事例などを交えてご紹介していきたいと思います。