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認定眼鏡士の特殊めがね事例1【ダブって見える方のプリズム矯正】


昨年の11月、一人の女性のお客様がご来店されました。

そのお客様は昨年左目の斜視矯正手術を受けられた方ですが、

それでもどうしても斜めに大きくものがダブって見える現象が続いていて、

ご本人いわく 「右目だけで見ているような気がして、左目を使ってないような感じ。

なんとか両目で見ることはできませんか?」というご相談でした。

当店にご来店されるまでに、眼科の紹介などでいくつもの眼鏡店でご相談されたり、

実際めがねを作られたりしたそうですが、「Y様の眼に合う眼鏡はありません。」

「両目で見ることは無理です。」 と言われとても悩まれていました。

そんな中、Y様が当店にご来店されました。

Y様のご相談を受けすぐにプリズム検査が必要だと思い、Y様の承諾をいただき、

約1時間におよぶ詳しい検査をさせていただきました。

 

検査後、予想以上に上下左右ともに眼位がずれていることが分かりましたが、

ご本人がぜひこの眼鏡の度数でめがねを作って欲しいという依頼もあり、

私の経験上でもないプリズム矯正を盛り込んだレンズ度数を処方させていただきました。

慣れやすい順序も考慮して、まず 「読書用老眼鏡」 を作っていただきましたが、

これがとても調子がよくY様から 「今までのめがねと全然違う!」

「とても快適で両目をしっかり使って字を読める。」 と何度も感謝をしていただき、

本当に涙が出るくらい嬉しかったです。

これからも認定眼鏡士として眼のことでお悩みのお客様のお役立ちができるように

日々頑張りたいと思います。