眼鏡士のつぶやき20【めがねの度数】
こんにちは、オプトメトリストの鮎川です。
昨日ご来店いただいたお客様とお話させていただいて
こんな事がありました。
約3ヶ月前に他店様でめがねを購入されたらしいのですが、どうも調子が
良くないとのこと。年齢は21歳男性で大学生のお客様で、
「近視」で黒板の字や運転の時、ボヤけるからめがねが必要ということ。詳しく話をうかがったところ ・・・
『 よく見えるんだけど、なんか眼が疲れるというか1時間ほど掛けていると
軽く頭痛がする 』 ということでした。
原因を調べるため眼の検査をさせてもらったところ、眼の近視の度数に対して
かなり強めの度数のレンズが入っていました。
こちらのお客様の場合は「近視」ですが、「遠視」の場合でも「乱視」の場合でも
「眼より強い度数のめがねは絶対に眼によくありません。」
眼に負担がかかり、疲れやすくなったり頭痛を引き起こすばかりか、眼が
めがねのレンズの度数に順応しようとして、度がすすんでしまう危険性が
あります。
つまり、めがねは適しためがねを正しく使えばとても眼にもよく、便利なもの
ですが、一歩使い方を間違えると ・・ 眼にとって恐ろしい兵器と化して
しまいます。
聞くと眼の検査時間はわずか5分だったそうです。時間の問題ではありません
が、「人の眼というのはそんなに簡単なものではない」っていつも感じながら
検査させてもらっています。
みなさんもめがねをお作りになられる時はぜひ、信頼できる眼鏡士のいる
めがね屋さんで眼を詳しく検査してもらっって下さいね!
当店は検査スタッフ全てが認定眼鏡士の資格を持っていますので
安心してご来店くださいね。