腕時計 ソーラー時計について
- 2015年3月17日
- テーマ: Watch, つぶやき, 修理・メンテナンスについて, 電波時計
【セイコー・シチズン・カシオ・舶来時計正規品取扱店,福岡・北九州の時計はヨシダ】
福岡県北九州市門司区
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前回までは時計の電池交換について説明しましたが
今回はソーラー時計って何?という声に応えていこうと思います。
前回までのブログはこちら↓
①ソーラー時計って何?
メカニカル、クオーツに次ぐ第3の時計で、
光エネルギーを電気エネルギーに変えることによって駆動します。
文字板に光を当てる
↓
内部で光エネルギーが電気エネルギーに変わる
↓
電気エネルギーが二次電池(充電池)に蓄えられ動き出す
という仕組みです。
②クオーツと同じように2年くらいで電池交換が必要なの?
必要ありません。
ソーラー時計に使われている二次電池は、
クオーツに使われているボタン電池のような使い捨ての電池とは異なり
充電、放電を繰り返してつかえるエコな時計です。
ただし7~8年くらい使っていくと二次電池の充電する力が弱まっていき、
いくら充電してもすぐに止まる、動き出さないという可能性が生じてきます。
そのときは二次電池交換、OH(オーバーホール)、分解掃除が必要になります。
また以前のブログにも書きましたが、
特殊な構造になっているため店頭での電池交換は出来ず
メーカーでの修理になります。(詳しくは後日)
③どれぐらいの充電でどのくらい動くの?
時計によって様々です。
フル充電で6ヶ月動く時計もあれば12ヶ月動く時計もあります。
一部の時計は大体どのくらい充電されてるかがわかりますが
基本的に今フル充電されてるのか、あとどれぐらい動くのかなどは詳しくはわかりません。
ですので購入されてすぐ止まるというようなことはありませんが、
なるべく使ってないときは大切に引き出しなどに保管するのではなく、
文字板が太陽の光や電球の光が当たるような場所に置くことをオススメします。
(太陽の光が一番ですが、家の電球の光でも少しずつ充電されていきます。)
④詳しくわからなくても充電する目安を…
充電が不足している時はほとんどの時計が普段と違う動きをします。
例:いつも1秒運針なのに2秒運針だったり5秒運針で動いている。
長短針は動いているが秒針が12時位置で止まっている。
デジタル時計だが画面が点滅している。
など、いつもと違う動きを時計がした場合は充電をしないと数日で止まってしまうよ
という合図ですので必ず充電をする必要があります。
また1ヶ月に一度でも天気の良い日に丸一日太陽の光を当てていればよほどのことがない限り
上記のような症状や、止まるようなことはないと思います。
⑤充電しても止まってしまった…いくら充電しても動かない…
おそらくまだ充電が不十分なのだと思います。
充電してるんですけど止まってしまったので修理お願いしますと言うお客様が
ヨシダにもよくいらっしゃいますが、
大体8割くらいのソーラー時計が数日充電すると動き出します。
止まっている状態のソーラー時計は思っている以上に充電が必要です。
⑥止まったらどのくらい充電が必要なの?
時計のブランド、種類によって様々なのですが0の状態からだと
だいたい太陽の光に25時間くらい当てて充電したら良いと言われてます。
こう聞くと約1日充電してたらいいのかと思うかも知れませんが、
太陽の光に25時間くらいですので夏場で最低でも2,3日、冬場だと約1週間くらい
の充電が必要になります。
太陽の光ですと1日中当てれば1日目から動き出すと思いますがそれだけでやめると
またすぐに止まってしまいますので注意が必要です。
まとめ
★ソーラー時計とは光を当てることで動く時計
★定期的な電池交換は必要ない
★フル充電で6~12ヶ月駆動
★充電を怠ると止まる可能性がある
★最低でも月1の充電をオススメ
★止まった場合約3日~1週間充電が必要
★太陽の光が一番だが電球の光などでも少しずつ充電される
以上になります。
文章だけをみると面倒な時計だなと思うかも知れませんが、
充電さえしていれば基本的に止まることはありませんので非常に便利です。
少しでも気になった方は是非ソーラー時計お試し下さい。
ありがとうございました。
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