これまでの補聴器は会話のような音声を最適に強調しながら聞き取りを妨げる背景騒音を低減するよう設計されてきました。これに対して、オーティコン補聴器は、高度な人工知能（AI）の一つである、ディープニューラルネットワーク(DNN)を音声処理システムに採用。人の脳が学ぶ方法を模倣した高度な人工知能（AI）を使うことで、賑やかな環境であっても、従来のように前からの音や一人だけとの会話にだけ注目するのでなく横や後ろからの人(360°全方向)との会話も楽にできるようになります。

人は耳ではなく脳で聞いています。

耳で音を捉え、脳がそれぞれの音を識別し位置を特定し、どの音に集中するかを選択するのです

音を制限してしまうと脳は情報不足になる

周りで何が起きているか、もっと聞けたら素晴らしいのにと思ったことはありませんか？
従来の技術の補聴器ではこれを実現できませんでした。正面からの人の声に焦点をあてることを目的に設計されているためです。この方法は難聴への対処方法としては理想的とは言い難いものでした。

このような制限された聞こえの世界では、刻々と変わっていく音環境の中で会話についていくことは困難です。さらに、自然に聞くために不可欠な周囲の環境音を聞くことはほとんど不可能です。音を絞り込むことで脳が必要とする音情報が届かないことが最大の問題です。

脳はより多くの音情報を求めている

たとえ静かな場所でも、あなたの周囲には常に音があります。360°に広がる音の空間は、そこがどこであっても刻一刻と変化し、予測不能です。そして、それはときに、会話音声だけでなく、自然の音や、町の喧騒などはるかに豊かな音を含んでいます。したがって、脳はこのすべての複雑さに対処し、音の意味を理解するよう進化してきました。

オーティコンは聞こえに関する脳の仕組みを深く理解し、それをサポートする技術を研究開発してきました。近年、第三者の新しい研究により、脳がことばの意味を自然に理解するためには、周囲のあらゆる音を捉えることが必要であることが明らかになりました*。

オーティコンはもっと豊かに周囲のあらゆる音を届けられます

オーティコンは、周囲のあらゆる音を届けることで、脳をサポートするという脳から聞こえを考えるオーティコン独自のコンセプトであるブレインヒアリングの哲学を体現しています。

オーティコンは人工知能(AI)を搭載。補聴器の心臓部「ポラリスチップ」により高度なAI技術、「ディープニューラルネットワーク(DNN)」を直接組み込むことでオーティコン史上最も高度な知能を持つプラットフォームを実現しました。脳の機能を模倣するDNNは、1200万種もの音やその変化を詳細に認識し、実環境で脳に理想的な聞こえを届けるには、どうあるべきか対応できるよう学習済みです。

オーティコンの聞こえによって、脳が周囲の音の情景を、バランスよく詳細に描き出すことができるため様々な聴取環境下でより多くの聞こえが得られます。

脳にとってより楽なことを証明

研究を通じて、オーティコンが脳内で音を最大60％明瞭にすることが判明しました*。これは、周囲の声や音をどれだけ聞き取りやすくなるかを正確に示しています。

実際、当社前世代製品と比較して周囲で交わされている会話の内容が15％多く理解できるため、会話を覚える

* VeloxSとの比較　Santurette, S., Ng, E. H. N., Juul Jensen, J., & Man K. L., B. (2020). Oticon More clinical evidence. Oticon Whitepaper.

自分にぴったりの色を見つけましょう

オーティコンは、肌や髪の色に合わせた7色に、華やいだピンクを加えた全8色をご用意しています。