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眼鏡士のつぶやき14【コンタクトレンズ】


こんにちは、オプトメトリストの鮎川です。

先日こんなお客様がご来店されました。


「眼がしみるように痛くて、涙が止まらない。」
よく話を聞いてみると ・・・

「一日使い捨てのコンタクトレンズを約1ヶ月使い続けている。」
話を聞いてびっくりしました。そしてすぐに

「そのコンタクトレンズは捨てて、今からすぐに眼科に行って下さい。」
と言いました。


実は私も一日使い捨てのコンタクトレンズを時々利用していますが、
コンタクトレンズは上手に使えばとても便利なものですが、使い方を一歩
間違えると、眼にとってとても恐ろしい害になるのです。


今回の例では、レンズメーカーは一日使い捨てを前提に販売している
コンタクトレンズですので、材質は連続装用を想定して作成していない
わけですので、当然耐久的にも衛生的にも眼には良いはずはありません。


眼の涙の成分であるタンパク質、ホコリ、雑菌などなどコンタクトレンズは一日
装用しているだけで、かなり汚れてしまいます。仮に丹念に洗浄したとしても
材質的に汚れが落ちにくい可能性が高いですので、雑菌が繁殖しやすく、
眼に大きなダメージを与えることになるかもしれません。

 

先日ご来店されたお客様からその後連絡があり、角膜(眼の表面の組織)の
軽い炎症だったそうです。原因は使っていたコンタクトレンズに菌が繁殖して
いたとのこと。一週間ほどで治るとのことで今回は大事に至らなくて本当に
良かったと思います。

「一日で捨てるのはもったいない。」とか言っていると眼にとって一生取り返しの
つかない事になるかもしれませんね。